レンタカー回送を実況中継?実例を再現してみた Part01

こんにちは、道尾マナブです。

当サイトへ来られる方の検索ワードを確認してみると、レンタカー回送の実態について調べている方が多いことが分かりました。

そこで道尾は考えました。レンタカー回送がどんな仕事なのか、どれくらいキツイのか、皆さんがよりリアルにイメージするにはどんな情報が良いだろうかと。そして、思いつきました、「実際に走った回送ルートとスケジュールを見てもらうが一番だ」と!

時間、季節、距離など、手元に残っている限りの記録を基に詳しく、ただしレンタカー会社や店舗を特定しにくいように、ご紹介します。この記事を通して、レンタカー回送が自身にも出来そうか、などの参考にしてみてください。

実例をみてみよう

注1:営業所名は一部改変しています。
注2:当時の電車の発着時刻までは記憶していないので、記事執筆時のダイヤに準じます。
注3:当時自宅は山手線内でしたが、記事内ではスタートとゴールは東京駅または上野駅とします。

201X年9月17日 午前中

道尾マナブ「今晩18時から明朝8時(自宅必着)まで稼働可能です。」

回送会社「了解しました。宜しくお願いします。」

201X年9月17日 夕方

回送会社「お疲れ様です。以下の回送宜しくお願いします。」

成田空港 9/27 18:00以降
南浦和  9/28 5:00まで
  車種 日産キャラバン
  回送料金 ¥4,900

 
 
 回送1本目 
 

西川口 9/27 21:00以降
高崎  9/28 8:00まで
  車種 スズキワゴンR
  回送料金 ¥5,300

 
 
 回送2本目 
 

受け取る報酬=回送料金×45%−¥200 なので「今晩の2本で¥4,190」と計算。
一晩で回送2本はゆとりがあるので、適宜休憩をとりながらゆったり回送することにしました。
回送と回送の間の移動は少なく、比較的ラクな稼働となりました。

最低限の持ち物は以下のとおり。

  • 回送伝票(回送会社から事前に一部20円で購入しておく)
  • 伝票記載時に使うクリップボード
  • ボールペン
  • 懐中電灯(車両の傷やヘコミのチェックに必要。LEDが明るくて便利)
  • 携帯充電器(車のシガーソケットタイプはほぼ必須)

さっそく、持ち物を揃えて出発です。

18:07発 東京
     ↓   JR総武線通勤快速(1時間35分 ¥1,317)
19:42着 空港第2ビル

空港第2ビルから近隣ホテルのシャトルバスを利用し、ホテルから店舗まで徒歩。

店舗はすでに閉店しており無人でした。予め指定された方法で車両(キャラバン)のキーを入手してキャラバンに乗り込み、真っ暗の中、車体のキズやヘコミを懐中電灯で照らしながら確認します。伝票には、引取時刻、燃料残量、ODO(総走行距離)、キズやヘコミの位置を記入します。

20:10頃 成田空港営業所を出発

所要時間を予測するため、カーナビに目的地を入力すると、2時間ほどの予定。

上の地図のルートを通りました。現在は新しい道が開通しており、当時未開通で至適ルートとはいえない箇所もあります。

北千葉道路(北総線・成田スカイアクセス線と並走する高規格の一般道)、R6、R298(外環道の並行一般道)を通って、途中に松戸の「かつや」で夕食のカツ丼を食べて、

23:30頃 南浦和営業所に納車
(実走時間2:10、休憩時間1:10)

2本目の引取に向かいます。

23:40発 南浦和
     ↓   JR京浜東北線(6分 ¥154)
23:46着 西川口

西川口営業所で営業所スタッフに声を掛け、ワゴンRを引き取り完了。

0:00頃 西川口営業所を出発

深夜なので、距離優先で比較的自由にルートを選べます。
産業道路→R17→(熊谷BP・深谷BP)→R17
早朝の電車で東京に戻るため、それまで「道の駅ららん藤岡」で仮眠をとります。

2:00頃 道の駅ららん藤岡に到着
4:20頃 道の駅ららん藤岡を出発
4:45頃 高崎営業所に納車
(実走時間2:25、休憩時間2:20)

営業所は営業時間外で無人のため、伝票控とキーを指定の方法で置いていき終了です。

5:10発 高崎
     ↓   JR高崎線(1時間43分 ¥1,944)
6:53着 上野

まとめ

レンタカー回送は引取や納車の期限さえ守れれば、時間配分は比較的自由に出来ます。ただし、どんなトラブルが起こるか分からないので、余裕をもった移動が必要です。

一晩だけの稼働だと、少ない時は回送が1本や2本のこともあれば、多い時は4本のこともあります。また別の記事で他の実例を再現したいと思います。

この記事を書いた人 Wrote this article

道尾マナブ

茨城生まれの30代医師。東京都内で妻と幼子と暮らす。小さい頃から道路の絵をノートに描き続け、穴あけパンチのゴミに標識の絵を描き、大人になってからは休日にGoogleストリートビューで国内外をドライブして楽しむのが趣味。息子が道路に興味を示さず、東京スカイツリーのソラマチではトミカの店ではなくプラレールの店に入りたがるのが悩み。

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